2013年12月6日金曜日

津軽のB級グルメ 「 いがめんち 」

 
青森県の津軽地方にはB級グルメとして 「 いがめんち 」がある

まだ一般家庭に冷蔵庫などが普及する前の先人の知恵が詰まった調理法だ

イカを買った時胴体の柔らかいところはその日刺身で、固いミミやげその部分は

当日か翌日に別調理で食べる




げそ焼きやげそ揚げと似てはいるが少し変わったアレンジの料理で地元では

人気がある   嫌いな人は少ないようだ

各家庭や作り手によっていろんな味付けや併せる材料が違い面白い

また、学校給食にも出て何度も食べた記憶もある

惣菜屋や居酒屋でも提供されてる人気メニューだ



その、「 いがめんち 」 の作り方のご紹介を・・・

特に、型にはまった作り方ではないので気軽に作れ、変わった食感として

参考になれば幸いです   きっと貴方も気に入るはずです

ただし、げその部分だけは多めに入れる事が条件となる



材料   イカのげそ、ミミ他  1.5~2杯分

玉葱 中        1/3~1/4

紅ショウガ       1~2袋 (牛丼持ち帰りようを流用)

小麦粉・片栗粉    それぞれ大さじ3 (15gほど)

醤油           大さじ 3

塩・胡椒・七味・旨み調味料は適宜、好みで・・・




1 : イカのげそ他は1~1.5cmくらいに切り揃える

2 : 玉葱は粗みじんに、紅ショウガも同様で大きめに

3 : 1・2を含む材料、調味料全部をボールにいれよく混ぜる

4 : 深めのフライパンに多目の油をいれ焦げ過ぎないように火を通す

5 : 焼きあがったら油を切り別皿に盛り付けて完成 !







補足
a : 中に入れる具は冷蔵庫にある野菜等何でも可
(しそ、枝豆、ニンジン等お好みで)

b : 材料を混ぜる時に玉子を入れると全体的に円やかに

c : 七味、ニンニクなどを入れてスタミナ風にも

d : 醤油を入れると焦げやすくなるので注意を・・
その代わりに塩、胡椒で味をととのえる

e : 盛り付けはキャベツやレタスの上にのせレモン、マヨネーズ、塩等
を添える

f : あげるより焼くほうが失敗も少なく、簡単で綺麗に仕上がります





イカのげそを使った簡単で美味しい津軽のエコ料理・・

「 いがめんち 」 !

具材も冷蔵庫の野菜室の中にある端材だけで済むし、コリコリの食感が結構いけます

当然、おやつやおつまみにもなる優れもの

貴方も一度おためしあれ~!






2013年11月26日火曜日

幻の 「 津軽そば 」


青森県の津軽地方にはB級ぐるめでもあり、私にとってはソウルフードの「津軽そば」がある

出来上がるまでに3日の時間と手間が掛かる為、終戦後は殆ど作られることも減り

自然消滅状態に・・・   その為「幻の津軽そば」と言われるようになった

15年前に地元弘前市の有志が集まり「津軽そば研究会」が結成され、試行錯誤の結果

昔からの「津軽そば」作りに成功し、今では市内の限られた店で食べられるようになった





そもそも「津軽そば」をご存じない方のほうが多いのではないだろうか ?

旨いそばの条件の「三たて」を根底から覆す製法で作られるのが「津軽そば」だ

通常そばの「三たて」とは(曳き立て)・(打ちたて)・(茹でたて)の事を指す

それにより喉越しもよくコシもあり旨いと言われるそばに・・・

「津軽そば」は麺は柔らかくコシも無く、ぷつぷつと切れやすくそばといいづらい物で

マニアやそば好きの方でも味や食感はともかく製法まで知ってる方は少ない





江戸時代の津軽藩(地方)ではこめの収穫量が少なく年貢に使われる為、

日常的にそばを食べる事が多かった   そのそばのつなぎとして大豆を使う事で

「津軽そば」が誕生した

製法の一つとして、1~2日程水に浸した大豆をすりつぶし、そば粉と混ぜ合わせ

一昼夜寝かせ発酵させる   別にそばがきを作り同様に一昼夜置く

それぞれを混ぜ合わせ固めにこねる   捏ね上げたら麺棒で延ばし、切ってから

更に数時間~一昼夜(季節による)寝かせる

長く寝かせるほどコシが強く色も濃くなる

その後一食分ずつ茹でてから、数時間以上冷やし(茹で置き)て完成となる

食す場合は一度茹で置きしてる為、熱湯に10~20秒程入れて丼に移し具を載せ

だし汁を注ぐだけのチョイの間=短時間でOKだ !

食感は通常のそばとは似て非なるもの   コシは殆ど無く、モチモチ感は当然無い

柔らかく、箸でつまむとプツプツ切れる

その為「津軽そば」好きの老人に「箸でそばを手前に寄せて汁と一緒に飲み込むように

して食べるんだよ!  そのかわり、汁も昆布と焼き干しや煮干しの出汁がしっかりと

利いた物でなければ・・・」と食べ方のウンチクを聞いたことがある


つなぎが大豆の為か自然な甘味があるし大豆からの蛋白質もとれる

そば全体が柔らかくて優しい趣のもの・・  お年寄りや幼児には最適





津軽地方の中心地弘前市周辺で実際に常時「津軽そば」を提供してる店の一部は

市内和徳町の「三忠食堂-本店」で焼き干し出汁を使用、五十石町の会席郷土料理店

「野の庵」、製麺所の直売もかねた駅前町-虹のマートにある「めんの店-アキモト」、

JR弘前駅西口の「そば処 こぎん」、東北道下り「津軽サービスエリア-スナックコーナー」


他市内でも取扱店が増えたが季節限定、数量限定の店が多い

青森市内のラーメン店「長尾中華そば」でも「津軽そば」の取り扱いがある

また東京新宿区の牛込神楽坂駅近くの手打ちそば「芳とも庵」でも自家製手打ちの

「津軽そば」を提供してる数少ない店 時間があったら是非とも寄ってみたいものだ



以前より大豆ではなく小麦を使用し、同じ製法で作られる事も多い

喉越しや食感はまるっきり同じだ

知る限り「津軽そば」と同様に思える製麺所が弘前市馬屋町の「アキモト製麺(明治21年

創業)」と五所川原市にある梵珠(ぼんじゅ)そばで有名な「竹鼻製麺所(明治11年創業)」

の二社ー幸いにして何度も食した事があり、どちらも「津軽そば」と言ってもよい出来だ!


今時珍しい位手間暇が係り採算の取り辛い製法をかたくなに固執し続ける職人的製麺所

と「津軽そば」にエールを !・・・





2013年11月16日土曜日

出汁の極み 「イワシの焼き干し」 


日本の和風出汁として鰹節、昆布、煮干し他があげられる

その中で煮干しの変種として位置づけられるのが「焼き干し」です

煮干しは大釜で茹で魚を煮出すことによって脂分を落とす方法だが、煮出す事によって

残念なことに旨み成分も一緒に抜けてしまう

「焼き干し」は炭火でじっくり焼き、火を通す事によって脂分を落とし独特の濃厚で

深みのある物に・・  その為煮干しの3~5倍の濃厚な出汁が取れると言われてる


最近マスコミに取り上げられたせいもあり和食料理家以外の人にも脚光を浴びるようになった



青森の「焼き干し」つくりの産地は陸奥湾の平館海峡をはさんで下北半島の脇野沢

(むつ市)と対岸津軽半島の平館(外ヶ浜町)があげられる

「焼き干し」に使われる小魚として九州のアゴも有名だが青森の場合は「カタクチイワシ」

「マイワシ」「ウルメイワシ」「小アジ」を使用する   特に「カタクチイワシ」はアミノ酸の

含有量が多く価格も別格となるらしい

例年5月ころよりイワシが獲れ始めるが8月までのイワシは中・大型で脂が載り過ぎ

「焼き干し」には不向きだ   

8月のお盆頃から脂分の少ない小型の物が獲れ始め「焼き干し」作りが

本稼動し2月過ぎまで続く



大正初期より始められたイワシの定置網漁で収穫されたイワシを水揚げ後新鮮なうちに

殆ど手作業で3日~1週間かけて商品化する


その行程は 1 : イワシの頭と腹わたを取り水洗いをする
   
         2 : 折り板に並べて軽く乾燥させる

         3 : 竹串に刺して折り板に並べる

         4 : 船小屋(番屋)の中の長炉に串を並べ焼く

         5 : 焦がさない様に両面を均等に焼く

         6 : 熱い内に串を抜き折り板に並べ天日干しにする

         7 : 1日に2回表裏を返し、3~7日干して完成


近年作り手の減少や高齢化、そして「カタクチイワシ」等の減少によりイワシの「焼き干し」

価格が値上がり傾向です

ちなみに青森市のアウガ地下の公営常設市場での価格は「煮干し」-100g=¥150~

「焼き干し」¥900~¥1200(鰯の大小・種類により)・「アジの焼き干し」¥450

(H24年5月時点)


そのせいもあってか「イワシの頭付き焼き干し」「小アジの焼き干し」が廉価な為もあり

生産が増加してるようだ   使用するときに頭と腹わたを千切る手間が必要だが

品質そのものは同じ物だ

「小アジの焼き干し」「イワシの焼き干し」比べ出汁の度合いが薄く柔らかい味の為

弱冠多目に入れて出汁取りが必要



地元青森では一般家庭以外に津軽ラーメン(青森ラーメン)や津軽そば、帆立の貝焼きや

煮物、お吸い物や味噌汁等にイワシの「焼き干し」を使用する店がまだまだあります


また、高級和食料理店の料理長の隠し味にも使われてると聞いた事もあります

機会がありましたら是非イワシの「焼き干し」やその滋味溢れる懐かしくも優しい

出汁を使った料理をお試し下さい   

きっと貴方も感激するはずです









2013年10月31日木曜日

あおもり 北彩館 ・ 東京店





東京には郷里青森の常設アンテナショップが三店ある

「青森県特産品センター:中央区新富町」・「JA全能青森あぐりショップ東京店:品川区平塚」・

「あおもり北彩館東京店:千代田区富士見町」・・

そのうちJR飯田橋駅西口より徒歩1分のところにある「あおもり北彩館-東京店」には

交通至便のためほぼ毎月一度お邪魔してる   社団法人青森県物産振興協会の

収益部門が独立した会社で青森市内の遺跡で有名な三内丸山公園の中の「三内円山店」と

青森駅至近の観光物産館アスパムの1階の「アスパム店」、東北新幹線の新青森駅内

「新青森店」、飯田橋の「東京店」そしてnetでは楽天市場と独自のnetショップ、

他に北東北三県合同ショップの大阪に「北東北発見プラザ-ジェンゴ」福岡には

「みちのく夢プラザ」への商品の供給をしてる

飯田橋にある「あおもり北彩館・東京店」は入口で地元加盟店が順次特別出店し

賑わっている





中に一歩足を踏み入れると、もうそこは青森に帰省したようなものだ

県内各所の名所、旧跡や土産、特産品などのパンフやガイドブックは勿論多数ある

右手には特産品の「長芋」や「にんにく」などの野菜や果物の類そしてリンゴジュースや

ワイン、地酒など・・   左手の壁際には惣菜や海産物の加工品や冷凍品、干物など

真ん中通路には乾燥化藻類や和・洋のお菓子、スイーツ類そして奥には

「りんごソフトクリーム」の機械が・・  所狭しと並んでいる




右側の特産品「長芋」は一年中1本¥350-で、その並びには近年人気の

「はとらづリンゴジュース」、関西の有名料理人神田川氏が絶賛した「昆布しょうゆ」、

TV県民ショーで知られた「スタミナ源たれ」が置いてある







また真ん中通路の奥にはやはりTVに載り暫く売り切れが続出した「気になる

りんごの木」も・・・

左の壁際は主に惣菜品や海産物主体で地元ならではの物や一夜干し、うに、ホタテ、

塩辛他が同じものでも製造メーカー違いの物が多数あり、自分好みの物が見つかる



私が好んで買う物はさもだし(きのこ)の瓶詰め(瓶の中にビッシリ入っててお得)を

そばやうどん用に、和風わかめスープ(がごめ昆布入り)、駒嶺の塩辛&白造り、

弥三郎漬け(五所川原地方の特産)、長芋ステック醤油漬け、甘汐海峡うに(絶品)、

ホタテの塩辛紅鮭いり、ホヤの塩辛、スタミナ源タレ(焼肉、野菜炒めに最適)、

昆布しょうゆ薄塩(玉子かけご飯にぴったり)、パテシェのリンゴスティック、

つまんでリンゴ、茶屋の餅(いづれもラグノオささき)などを交互に買い、

余裕のあるときには今まで未購入の物に挑戦してる




この店に入ると昔の郷里にワープしたようで懐かしい思い出がこみ上げて来る

たまに今はなかなか聞けないお国訛りも聞こえてくるし・・・

幾たびに新しい発見と古きよき時代が蘇る場所です

年中無休だから、暇つぶしにあなたも覗いて見たらいかがでしょうか ?


あおもり 北彩館   東京店   東京都千代田区富士見町 2-3-11
03-3237-8371
10:00~19:30
年中無休
JR飯田橋駅西口 徒歩1分







2013年10月23日水曜日

所沢・製麺工場の直売市


埼玉県は所沢市北原町に大正15年創業の(株)見澤食品がある

第二次世界大戦時の数年間は廃業したが、社歴80年以上の地域密着型

老舗製麺会社だ

毎月、第一・第三土曜の2回、工場の一画で一般者向けの直売市を開催してる





 

以前より気がかりだったものの機会が無く、今年2月より月1のペースで訪問してる

開催時間は 8:30~14:00   試作品や規格外製品はめちゃくちゃ安い

さすが製麺所だけあって、うどん、そば、中華麺など各々の種類が多い

うどんだと讃岐風、武蔵野風、水沢風、稲庭、ひも川他 ・・

そばは当然更科、藪、石臼挽き、手もみ他、中華麺は24W~18W他の細・中・太・

極太麺まで各種    焼きそばも川越焼きそばの太麺まである









私にとって何より嬉しいのは、各麺ごとのつゆ、スープ類の多さだ!

ラーメンの場合数社以上のものが何種類もある   中華風味から豚骨系、和風、

塩、醤油、味噌、つけ麺用と豊富でその日、その時の気分に合わせて好みの

スープでアレンジできる    そば、うどんのつゆも同様だ




商品は工場の中だが入口では試食用の焼きそばを作っており、来場者に

好評だ   私もこの試食で極太麺の焼きそばを試食しお気に入りに・・・

(川越焼きそばだそうだ)   他に屋外では地元の人のこんにゃくや野菜、

花他の応援出店もある






なにしろ、自社工場での製造直販の為安い   麺もしっかりとした物だ

うどん、そばは1食分から3食分までの1袋、中華麺も1食分から5食分1袋

の簡易包装の販売となっている

第一・第三土曜日、もし時間に余裕があったら覗いてみてはいかが・・・?



(株)見澤食品     埼玉県所沢市北原町 866-18
04-2994-5588
8:30~14:00 (直売時間)
P-10台ほど  (直売場入口)
http://www.seimenjyo.com/











2013年9月28日土曜日

飯能ー名栗川周辺のプレイスポット


都心から割りと近い埼玉西部-飯能の名栗川の周辺には

隠れたプレイスポットが沢山ある

「安・近・短」 で家族や仲間で、勿論一人でも十分楽しめる

すごしやすくなったこの季節、秋を十分満喫して下さい



国道16号や463号バイパス、299号線を使い飯能市街地へ~

その後県道70号線(飯能-下名栗線)を利用する

飯能の商店街を抜けると左手に「飯能河原」が見えてくる

その右手に「飯能郷土館」や「天覧山」がある



「天覧山」  もともとは「愛宕山」と呼ばれてたが、

五代将軍綱吉の病気快復に貢献した能仁寺僧侶に

十六の羅漢像を贈られてから「羅漢山(らかんざん)」と呼ばれた  

明治16年この周辺で陸軍の大演習が行われ、明治天皇が

ここの山頂に立ち拝謁したことから以後「天覧山」と呼ばれる様になった

高さは195mだが登山口から20分位で頂上へ~   近くには綺麗な庭園の

「能仁寺」桜の綺麗な「飯能中央公園」、「飯能郷土館」がある



そのまま県道を名栗方面へ7~800m進むと左手に飯能の代表銘菓店

「四里餅本舗」(大里屋本店)がある    

この方面に来た時個人的には必ず立ち寄り、お土産として購入してる   

時間がたってもいつまでも柔らかく、素朴な昔ながらの「四里餅」=大福餅

上品な味で、さし上げた人には必ず喜ばれてる

粒餡とこし餡があり焼印のつけ方で区別してる

ちなみに画像の左が粒餡で右がこし餡の四里餅だ

以前は午後になると売り切れのことが多い為予約してたが、今は同市の中居

に支店が出来た為か弱冠の余裕があるようだが、定かではない

是非、ご賞味あれ!






そのまま直進すると右Y字路信号交差点「小瀬戸」が有り右折すると後述の

「竹寺」「子の権現」方面へ・・・



更に直進し「ホームセンターコメリ」を過ぎた左手に「清流園」がある









「清流園」  川遊びやバーベキューなど小さい子連れのファミリーから

大勢のグループまでが安心安全で楽しめる場所

マイクロバスもとめられる100台以上の駐車スペースが有り、川原までの段差も

1m弱で設営・撤収の楽なのが何よりだ  マイカーの横でもBBQができる

去年よりトイレが洋式水洗になりますます便利に・・・

4月~10月  8:00~17:00  G/Wと夏休み以外は土日のみ営業



そこから更に数キロ進むと右手に「 レストラン HAMA 」、 続いてうどんと釜飯の

「五郎八」がある  「 レストランHAMA 」はP-20台以上ありステーキ丼や

セットメニューが好評で火曜定休、「五郎八」は無休、この先数百m左手には

「粘土工房 無地」があり土日のみカレーショップを営業してこちらも

なかなかの評判だ





「五郎八」を過ぎ「粘土工房 無地」の手前にバス停「久通谷橋」がある

この先左の「久通谷橋」を渡り突き当りを右折すると「フォーミュランド・ラー飯能」



「フォーミュランド・ラー飯能」  10歳以上でシートに着座して

ペダルに足が届けばレンタルカートに乗れる  長袖、長ズボン、靴が最低条件だ

ヘルメットやグローブはレンタルで、フェイスマスクは購入となるが・・・

家族で、気の合う仲間で楽しんでみたら?  尚、コースの貸切もできるし、

オプションでラップタイム計測もできる





更に県道70号線に戻り数キロ約10分強進むと「名栗温泉」の入口が左手に・・

途中青梅からの「成木街道」との合流点があり、そこから県道名が53号線になり

山伏峠経由の正丸トンネルの秩父側出口の信号に至る




「名栗温泉」  名栗温泉は100年の歴史を誇る一軒の温泉宿「大松閣」があり

自然を満喫しながら温泉につかりゆっくり休憩するのもいいだろう

源泉温度は17度の冷鉱泉で湯温も40度の低めに設定してる

また男女別々の露天風呂と展望大浴場があり、温泉好きにはお勧め



県道53号線を数分進むと「名栗湖=有馬ダム」入口があり左折するとすぐに

公衆温泉「さわらびの湯」 (市村合併前は村営だった)や食事処がある

更に進むと「名栗湖=有馬ダム」だ   湖畔には「カヌー工房」があり、レンタル

して名栗湖一周や自分のオリジナルのカヌーを作ることもできる

そのまま奥に進むと「有馬渓谷観光釣り場」がありBBQ小屋の設備も・・・




県道に戻り北上すること数分で「鳥居観音」がある (途中旧道に入る)

参道入口にはオートキャンプ場の「ケニーズファミリービレッジ」が・・






「白雲山 鳥居観音」  白雲山頂上にある高さ33mの救世大観音で

1940年(昭和15年)旧埼玉銀行初代頭取によって建立された、どこの宗派にも

属さない独立寺院   参道入口から頂上付近まで車で行ける

又観音内部を登ることもできる(土日祝)  いずれも入山料、観覧料は別途必要

春から秋に掛けて取り巻く木々や道端の草花が綺麗で心が和み安らぐ場所です

是非とも立ち寄って欲しいスポットです










県道53号線を更に北上し県道395線の分岐点より7~800m先「山王橋」の

手前を右折すると「せせらぎキャンプ場」が有りBBQやキャンプに・・

一部直火OKの場所やかまど設置も多数、レンタル品や売店など設備が充実してる

そのまま3km程直進すると県道73号線との分岐点になる

右方向53号線を行くと山伏峠経由「正丸トンネル」秩父側出口信号へ・・・

73号線を直進した所に「大鳩園」キャンプ場がある

この先は数キロ奥に工場があり行き止まりとなる






「大鳩園」 は名栗川源流に近い大自然に埋もれた川原のキャンプ場で

周囲が川と木々だらけの静寂な場所・・  

川のせせらぎと鳥の鳴き声しか聞こえてこない 

ちょっと遠いがゆっくり自然の中で時間をすごすには最高なお勧めの

キャンプ場ともいえる



今度は暫く戻り、県道395線経由で西吾野、国道299号線方面へ・・

途中天目指峠を過ぎてから見落とすことの無い「子の権現入口」 看板がある

ここを右折し3kmほど林道・子の山線を昇ると「子の権現」






「子の権現 天龍寺 」 標高640mの山頂にあり奥の院からは筑波山や

顔振峠、新宿のビル群や池袋サンシャイン、スカイツリーなどが見える

「子の権現 」足腰の祈願と厄除け、子宝・子育ての祈願で有名なところ

サッカーやサイクリスト、相撲他のスポーツ関係者が訪れることも多い

黒門とその先に対の仁王像、そして有名な日本一の鉄のわらじ、最近その横に

巨大な夫婦げたが置かれてる








「子の権現 」を後にバス終点の中沢まで林道を下る  途中ガードレールの無い

所や道が狭くすれ違い不可のところが大半の為運転は十二分に注意を!

南下し中沢のT字路を右折すると「 竹寺 」 への道だ   途中から急で細く

同じくガードレールの無い道のため十分注意を・・・




「 竹 寺 (八王寺)」 東国霊場、山岳信仰の道場として千年以上の歴史がある

東日本唯一の、本尊に「牛頭天王」本地仏に「薬師如来」を祀る神仏習合(同尊)の寺だ

寺名の所以は「牛頭天王に八人の童子が居た為か?

「牛頭天王」はインド祇園精舎の守護神で中国の密教、道教、陰陽思想にも深く関与

された為か寺に平成4年中国人民有志より「牛頭明王」のブロンズ像が寄与された

境内入口付近には太平洋戦争時の米軍の不発弾でつくった「平和の鐘」が・・

「茅の輪」「蘇民将来護符」などの他には無い変わったものや境内に自生してる

竹の種類も多い









ここ「竹寺」でなにより有名なのは「精進料理」で時折マスコミにも取り上げられてる

3・4・5・6千円の4コースがあり境内の竹を容器に使い供される

当然、完全予約制だ    割烹や料理店と違った環境の中、住職の法話を聞きながら

自然と料理を楽しむのも一計かと・・・



中沢まで戻り、県道350号線(バス通り)をそのまま飯能市街地に進むと

中藤上郷に飯能焼窯元の「破草鞋窯(はそうあいがま)」がある



だいぶ以前に消滅した地元の土を使った飯能焼きを再興させた

陶工の工房だが現在「体験教室」は開催されてない



そのまま県道350線を進むと県道70号線「小瀬戸」 信号交差点に出る

信号を左折し「四里餅本舗」 前を経て飯能市街中心部へ・・




以上が私の独断と偏見にて飯能名栗川周辺のピンスポットを紹介させて

頂きましたが、まだまだ掲載しきれないところが沢山あります

紹介した場所だけでも一日で回るのは無理かと・・

2~3回に分けて時間に余裕を持ってお楽しみ頂ければ幸いです

また、林道部分は道が狭くガードレールの無い所が多いのと地元住民の

生活道路にもなってますので、細心の注意を払って運転してください

是非今度のお休みの時にご利用下さい



だそくながら、県道53号線の「小殿 」 から 「竹寺 」「竹寺 」 から豆口峠経由で

「子の権現 」 へは徒歩での自然遊歩道がありそれぞれ1時間ほどの行程だが

結構歩かれる方が多い